一度きりのなにか

7月18日海の日。『オリゼの小さな夏まつり』……現状いろいろありますが毎日の小さな楽しみを見つけ進んでいくためにも予定通り開催することにしています。

紅茶専門店パンジェンシーの松尾夫妻も、おしゃべりアクセサリーTutti.靖子さんも、オリゼを始めてから出会えた大切な友人で、当日スリランカカレーに使うお野菜もGLF青野さん、ながせファームくみこさんから分けて頂くものです。
白いかわいい屋台も「オリゼのためにつかってよ〜!」と石川さんから譲り受けたもの。
そういうみなさんと一緒にできることに感謝して楽しみたいと思います。
11時から日暮れ頃までのんびり開けていますので遊びに来ていただけたらうれしいです。

《私たちが生の実感を感じる時はいかなる時か。それは少なくとも関係論的時間においては、相互作用の中で他者と時間を生成している局面のことであり、その時、時間の曲線は統計学的時間を凌駕する。》

―磯野真穂『他者と生きる―リスク・病い・死をめぐる人類学』集英社より

今朝、友人が載せていた《一度きりのなにか》という言葉に思いきり背中を押してもらって、あとは天気予報をチェックしつつ準備を進めてまいります!

オリゼの小さな夏まつり2022

追記…7月16日時点で延期としました。開催日程は改めてお知らせいたします。

2022.7.18 海の日
「オリゼの小さな夏まつり」を開催します。
昨日の夜は、本当に久しぶりにまとまった雨が降りました。明け方にはあがって、曇空からとときどき強い陽が射してきました。夏らしい、蒸し暑い日が続きます。
そんな夏の一日、ちょっとしたお楽しみを〜とのことで企画しました。紅茶専門店パンジェンシーさんのかき氷、おしゃべりTutti.さんのアクセサリー、そしてオリゼのスリランカカレーです。夕暮れまでゆっくりやりますので、よかったら遊びに来てください。

江リコの絵展『simple』閉会

江リコの絵展『simple』、
おかげさまで本日終了いたしました。
連日暑い中、たくさんの方が足を運んでくださいました。
こんなに暑い6月があったでしょうか! 私は暑いのは平気だから……と、在廊日にはほとんどギャラリーに。部屋に入るなり、うぁ〜と歓声をあげながらにぎやかに選ぶ人もいれば、じーっと静かに一つひとつに見入る人も、気のおけない小さなギャラリーらしいといえばらしい、「熱」のこもった記憶に残る展示会でした。
とにかくみなさんそれぞれに、原画からパネル、カード仕様のものなど、楽しそうに選んでいただきました。お家で飾ってホッとするひととき、心豊かになれる時間がありますようにと願います。

オリゼにはこの花の絵がやってきて、早速壁に飾りました。甘くない、いつものわたしならちょっと選ばないタイプですが、この絵が一番この場所にしっくりきました。
ご来場叶わなかった方にも見ていただきたいと思います。
記念日や頑張ったご褒美に! そんな気持ちでたくさんの絵を求めてくださったこと、ほんとうにありがとうございます!!

梅雨のない梅雨明けという日に梅を漬け

梅雨明けしたと言いますが、
そもそも梅雨らしい日は一日もなく、
畑や庭のものたちも暑さに耐える毎日です。

昨日今日とカフェは定休でしたが、ギャラリーはopenした日。
暑い中わざわざお越しくださりありがとうございます。

今日は2年振りに梅を漬けました。
桃のような芳香〜。
赤しそができるのも楽しみに待ちます。

江リコの絵展『simple』は残り2日となりました。
ギャラリー、暑いですが、どうぞいらしてくださいませ。

初夏を伝える笹巻きの会

笹巻きの会を開催しました。
ご参加くださいましたみなさま、ありがとうございます。

笹巻きは島根県では奥出雲・雲南地方、斐川でつくられているもので、島根半島部や石見にはないものです。白い団子をクマザサの茎にさし、何枚かで葉でくるんで、藺草でしばります。他の地域では粽(チマキ)、笹団子とも呼ばれているものですね。

クマザサは通称名で、このあたりではチュウゴクザサ(Sasa veitchii var. tyugokensis)にあたります。6月のはじめから終わりにかけて、春に出た新しい茎が葉を次々と展開しながら大きくなりますので、それらを刈り取って使います。ちょうど田植えが一段落した頃で、たくさんつくって街や都会に出た親戚や友人知人に配るという習慣が今でも色濃く残っています。とはいえ、令和4年現在、ほとんどの人が、もらって食べるものになっていて、つくる機会が少ないのです。何度かつくった経験はあっても、忘れてしまった、あるいは実家でもつくらなくなったので食べなくなった……そんな人がふえている……というより急増している気がします。最近はスーパーで売られてる光景も珍しくなくなりました。材料の笹が売られているのにもびっくりです。

買えるものではありますが、買うよりは作りたいし、なにより、人にあげたくなるのが、この笹巻きの不思議なところ。初夏の季節を涼とともに届け、感じる、行事としての味わいがあるのでしょう。一度習っただけではなかなか覚えられませんが、巻いていると何度でも巻きたくなるほど楽しくなり手が覚えてくるようになりますね。

募集もすぐに埋まってしまいましたので、毎年つづけていけたらなあと思っています。笹のことなども、おいおい綴っていくとして、今回は開催しましたというところで締めておきます。

講師を引き受けてくださった伊藤僚子さん、前日の準備から大変お世話になりました。
ありがとうございます。

ファーベという名の空豆

GLFからイタリアの空豆、ファーべが届きました。Fave(ファーべ)です。長く大きなさやの中に5〜6粒の豆が入っているのですが、美味しさもさることながら、この見た目。豆ってなんでこんなにかわいいんでしょうね。

シーズン初物はまず実食。鞘ごと焼いてみたけど調べたら収穫後2、3日はサラダでも食べられる、とのことで生のままも。皮ごと食べてもいけますが、ちょっと筋ばっているのとクセがあるので、むいて食べると、!!! 贅沢な味です。ペコリーノチーズとあわせるといいますから、チャンスがあれば、こんど試しみよう。

赤玉ねぎも、ちっちゃな小玉ねぎも、こんなにツヤツヤで、袋を開けた瞬間、思わず「わ〜!!」と声が出ました。今週末から樋野由紀子さんの展示も始まりますし張り切っていきますよー。

春の最終章を知らせるナニワイバラ

安部宏『盛るうつわ展』
3日間の会期が終わりました。お手元にいった器がみなさんの毎日の生活に馴染んでいきますように。
ご来店いただたみなさま、ほんとうにありがとうございました。
また、ギャラリーの設営や広報など深田建具店の深田学さんには大変お世話になりました。
ありがとうございました。

そして、翌4月25日。木次に宿泊された安部さんが朝、ご挨拶にみえられ、「バラが咲いてるよ」と。オリゼの低い塀を覆っているナニワイバラ。咲き始めです。記録をみると、今年は去年より5日遅いけれど、一昨年より5日早い。一番に咲くのはやはり今年もこの門柱のところ。さて、ひとやすみして、春もいよいよ最終楽章へ。楽しみましょう。