2022年9月 の催し

石川史 陶展

▼開催終了

映画とオリゼの晩ごはん

9/2日(金)、9/3(土)の両日、オリゼの晩ごはん付きの映画上映を開催します。
●会費:2,500円(映画チケット・食事代)
●日程
18:00 開場
18:30〜20:10 映画『千年の一滴 だし しょうゆ』上映
20:20〜21:30 晩ごはん *食事が終わられてからの退場はご自由に
●申込み・お問合せは、お電話☎︎0854-42-5486か下のお申し込みフォームからどうぞ
定員10名、ふだんカフェとして使っている小さなスペースでの上映です。両日とも同じ内容ですのでご希望の日にちでお申し込みください。


◆参加申込みフォーム
締め切りました。

オリゼでの上映が山陰初となります。そしてカフェオリゼ(café  A.oryzae)という店名の由来にもなった映画です。

ご案内

◆「だしとしょうゆのドキュメンタリー映画です」。それだけ聞いて、どんな映像や物語を想い浮かべますか? 誰しも少しためらうのではないでしょうか。毎日、本当に毎日、口にし、私たちの身体のみならず心(soul)の一部になっているとさえいえる存在なのに、その何たるかを知らないことに気づきますよね、改めて。そう、この映画の魅力はそのあなたの「ためらい」から、清冽な泉のようなものを湧き出させてくれることにあります。想像だにしない、はじめて見たり聞いたりする、しかも美しく情感溢れるシーンがたくさんつまっているのですから。

◆大きく2部からなるその前編は日本の自然とだしの誕生を描き出します。北海道の冷たい海にたゆたう昆布を「採る」漁師。採るってなんだろう。いただく?はぐくむ?…。農家の、禅僧の、研究者の、料理人の、それぞれの身振りと言葉から、だしのようなエッセンスが流れ出ます。

◆後編はしょうゆを中心とした麹菌の世界。日本のしょうゆも酒も味噌も、アスペルギルス・オリゼと命名された麹菌=カビがつくりだします。この菌は日本にしか存在しない、人がつくりだしたカビだということが明らかになりつつあります。はじまりはおよそ千年前。自然界に存在する中から抽出され「育て」られてきた菌なのです。近縁種であり非常に強い毒性をもつアスペルギルス・フラバスと同じ遺伝子をもちながら、その発現がおさえられていることが物語っています。

◆ドラマは、醤油屋の、種麹屋の、小さな部屋や縁側、さらに顕微鏡の世界を駆け巡ります。そうして、とても深く美しい場所にまで、連れて行ってくれる素敵な映画です。
さて、自分は何もしなくとも、食べる物がかんたんに手に入る世になりました。幾許かのお金で珍しく美味しい料理を堪能することもできます。そんな中、ふつうの晩ごはんではありますが、この島国で食を生み出してきた人の営み、自然とのきわどい共生とこれからに思いをはせながら、卓を囲み映画と同じ時間を共有できればと思います。