ブルーベリーの記憶

夫が仕事でお世話になっている八川農園さんのブルーベリーを摘ませていただきました。
今年は雨が少なかったので甘味がのっているとのことです。

持ち帰った5キロ以上もあるブルーベリーをきれいにして冷凍したりジャムにしたり。
しばらくはスイーツにブルーベリーのケーキなど登場します!

そういえば、その昔、義姉がつくってくれたロールケーキ。生クリームにブルーベリーとブルーベリージャムが入っていて、とてもおいしかったな、と、思い出しました。
(いや、この記憶あってるのかな?)
もう少し涼しくなったらつくってみようと思います。

カニパーティの時間

夏は過ぎたようで、ただ秋とも言えないような毎年この時期。わたしの誕生日と帰省に合わせて、義姉が高津川のツガニを大量に買いこみます。実家で、『カニパーティ』が開かれるのです。

5キロもの生きたカニを、2つの鍋で雄と雌にわけて蒸しあげます。うまく段取りして息をあわせないと、カニが逃げ出して大騒ぎ、という一幕もあったりします。
夜には、食卓に新聞紙を一面に広げ、ひたすらカニのみを食べ続ける晩ごはん。他所のお家のことはわからないけど、このスタイルはわたしがこどもの頃から変わりません。
亡くなった父はツガニが大好きで、晩夏から秋祭りの頃まで、年に2、3度そんな日がありました。大きなカニの爪や卵がいっぱい詰まった雌カニを、父がわたしたちにすすめてくれ、食べていたのを思い出します。毎年同じ話だけど、そんな父の思い出話をしながら食べるカニは、格別美味しいし、みんながそろう良い時間となっています。

昔食べていた頃より、年々カニは小さくなるけど、思い出とともに、こんな時間がこの先もずっと持てるといいな。

今日、事務所で見つけた古い社員名簿に、若い頃の父の写真。そして、扶養のところにあるわたしの名前と18歳という年齢。確かにアレもコレもあった、そんな頃。

夏の終わりに

5年来の親友家族と海をまたぐ旅をしたり
毎年だけどギリギリで梅を干したり
マダムのお宅でとびきり美味しい手料理をご馳走になったり
読書をしたり
平田本陣で樋野さんの展示をみたり
盆帰省して又甥っ子たちと戯れたり
母や姉妹とグラントワに出かけたり
林間学校的にちょっと仕事をしたり
久しぶりのイタリアンレッスンに参加したり
今年の夏は暑さを言い訳に
夏休みをたくさん取って
やりたいことをたくさんしました。

人生とっくに折り返しなので
無理なく楽しく健康に毎日を過ごしていきたい。

夏だけどもう空は秋

令和6年の梅仕事

8月8日。遅くなりましたが、今年も梅干しができました。どこも梅が少なくて入手が困難でしたが、無事にできてホッとしています。そこで、ちょっと振り返り。

今年は、5kgほどを6月下旬から小分けにして塩漬けしはじめました。塩分濃度は18%。記録をみると、6月18日から23日まで4回にわけてます。小分けにしすぎたせいか、暑すぎたせいか、途中産膜酵母が表面に出てきて少々焦りました。膜をとりのぞき、焼酎を少し加えました。

7月22日に紫蘇とり。裏の畑から400gをとってきて塩80gで揉んで梅と漬けました。
とってきた紫蘇は、まず一枚ずつ葉を外して洗って汚れを落とします。次にサラダスピナーで水を切り、袋に入れ塩で揉んでを、2度繰り返し、灰汁を出す。最後に、上がった梅酢と合わせ、発色させて容器に戻し、着色となります。

我が家の梅干しは他所よりのんびりです。毎年この工程を待ちきれず、梅漬け用に売っている赤紫蘇に手が伸びそうになるけど、ここまで待って紫蘇を刈り取るところまでやってしまえば、案外あとはすすすーっと運びます。
だいたいに裏の畑では紫蘇がとれるのが遅いのですが、今年はまだ早いほうかもしれません。摘んでいるときにご近所のおばあさんとお話ししましたら、このあたりでは紫蘇につけるのは同じような時期だとのこと。お店ではもっと早くから出回っているのですが、近隣でも平野部のことで、ちょっと山がちになる木次のこのあたりでは、7月下旬からでよい、というかそれしかできないのです。

梅の種類も干し方も、どうやら関東中心のやり方が書籍やウェブでは広まっているようで、地域ごとに異なる、その地ならではのやり方に目を向けていければと思いました。それが理にかなっているのですから。

土用干しは4日間。
8月5日:土用干し1日目 9時〜16時 梅酢に戻す
8月6日:土用干し2日目 8時半〜 一晩そのまま干す
8月7日:土用干し3日目 8時半〜 一晩そのまま干す
8月8日:土用干し4日目 8時半〜12時 干し上がり→保存缶へ

土用干しを始めたら、それまで連日晴れだったのに、急に曇りの日が多くなるというよくあること。ただ、湿度は下がって十分干せました。8月7日は立秋。夕方になって、急に秋の風を感じ、不思議な思い。ともかく、無事にできて安心安心。

 

樋野由紀子 手織り布展

『樋野由紀子 手織り布展』。盛況のうちに、本日終了いたしました。ありがとうございました。

会期中、何度も足を運んでくださったお客さま。いいものが買えたと早速に飾っておられる写真を見せていただいたお客さま。たくさんのいろいろな方と、作品を前に感じることを話したり、樋野さんから素材や織り・染めについて教わったり、オーダーについて相談したり……。毎日が濃密な時間でした。最初は長いかなと思っていた9日間の会期も、月並みですが終わってみればあっという間。本当に楽しい日々でした。

樋野由紀子さんは、ふだんは工房に籠る日々。糸染めから織り仕立てまで、黙々と作業に向かわれています。ただこの会期中は、毎日、十六島から通ってこられました。たくさんのお客さまとお話しされたことで、次の製作に向けてパワーをもらわれたのではないかと思います。

オリゼでは今回で4回目となる展示会でしたが、毎回、違う作風を見せてくださる樋野さんの努力を想います。次回はどんな樋野さんに会えるかな?と楽しみにしつつ、また企画したいと思っております。

ご来店いただきましたみなさま、DMを置いてくださったお店さん、ありがとうございました。

樋野さんの作品が、みなさんの毎日を、楽しく豊かなものにしてくれますように。

おむすびにぎってCiBOへ

もう少ししたら、オリゼの庭にいろんな種類の紫陽花が咲きはじめます。春から夏へ。風も空も緑も、みずみずしい心地よい良い季節となりました。

5月の第4日曜日は、ことし初にして、久しぶりのSunday Market CiBOへの出店となります。
今回は玄米おむすび、おからコロッケ、スコーンなど、代わり映えはしませんが、定番不動のメニューで参加いたします。
GOOD LIFE FARMのグリーンピースでつくる、豆ごはんのおむすび、かぶの浅漬けおむすび、自家製梅とゆかりを使ったおむすびもお待ちします。

いつも、玄米のおむすびを楽しみに来てくださるお客様が多いので、たくさん握っていきたいと思っています。
スコーンはこの春からつくり始めた「抹茶スコーン」。CiBO初登場です。お茶は去年秋のCiBOでコラボしていただいた海田園黒坂製茶さんのものを使います。先月、岡山県美作市の茶畑を訪れましたが、天空の茶畑で見る風景が素晴らしかったです。

久しぶりのCiBOで、こんなお話しをみなさんとできるのを楽しみに参加します。どうぞよろしくお願いいたします!

 

美作の茶園をたずねて

4月22日、この日は岡山県美作市にある海田園黒坂製茶さんへ。昨年秋、Sunday Market CiBOに出店された際、カフェオリゼで出していた食事とコラボさせていただいたご縁があります。美作は千年以上つづくお茶の名産地。お茶の木の新芽が伸びてきて、摘み取りを待つ時期ですが、状態を見に出かけるタイミングだったということで、山の奥にある茶畑を黒坂さんご夫妻にご案内いただきました。

茶葉の摘みとりが始まると、1日に何度も山と工場とを往復して、夜中まで作業が続くのだそうです。摘みとった葉は、春の暖かい日には数時間で自然発酵して、烏龍茶や紅茶の香りがしてくるのだとか。気の抜けない日々が続くということでした。
ここのほかにも畑があり、合わせて7ヘクタールの土地に10種あまりの茶の木を栽培されています。

山を下りて、工場の見学とお茶の飲み比べもさせていただきました。香り、まろやかさ、甘みなどそれぞれ違いがあり一煎目、二煎目と様々美味しくいただきました。

今回数種類のお茶を持ち帰りましたので、ゴールデンウィークにはメニューに載っていないお茶もカフェでご提供したいと思います。製菓用のお茶もありますので、好評のチーズケーキにもぜひ使ってみたいと思っています。そちらも楽しみにしていただけたらと思います。

それにしてもあの美しい緑の海! また訪れることができますように!!