令和4年11月13日の黒板より

オリゼの看板が入っているケースの隣には、お知らせを兼ねた小さな黒板があります。毎日店主によって書かれ納められているのですが、土日祝日は時々手伝いに入る店主の夫が執筆担当です。今日のものを黒板バージョンから若干加筆してここに記しておきます。

11月13日(日)
雨が地面を少しぬらすくらいにはふってきて、庭でカエルが鳴いています。大ぶりになる前にと、裏の畑へ。カキをひとつとろうとしたら、小さなアマガエルがぽつんとのっていました。やせっぽちで動こうとしません。もう食べるものも少ないのだろう。そんなんで冬を越せるのかい?と言いかけたら、口をぱくっとあけたのです。「いや、それお前だろっ」。ケロって言い返されて、……いや、そう言われたような気がしました。カエルはピョッんと畑のどこかへ飛んでいきました。2週間後の天気予報に雪マークをみた朝に。

忘れていたけど急に寒くなる秋の日

昨日は大山で初冠雪とか。今年の冬は寒くて雪が多いとか。今朝なんて裏の畑に霜が!?なんて間違えたり。暑い、暑いと言っていた日からそんなに日にちはたっていないのに、急に寒くなるこの変化はなかなかしんどいですね。忘れているだけで毎年そうなのかもと思ったりもします。

庭のマルバの木はもうすっかり赤く染まり、葉を落としはじめていますが、他の木々はまだこれから。ただ、台風が通ったときの塩の影響でピンオークの葉は茶に染まってきました。枯れ落ちていくものが多いなかで、うれしいのはリンドウの花が庭のあちこちで咲いていること。こぼれた種が散らばって今年は紫色の花をたくさんつけてくれました。

裏の畑からも、近くからも遠くからも、里芋、リンゴ、栗、蕪、そして葉野菜いろいろ届いています。美味しい秋はまだまだこれから堪能できます。心地よい秋の風、きれいな夕日に、高く白い雲に、朝晩の少しの冷え込みも、味わっていきましょう。

10月のよく晴れた日に

10月23日。Sunday Market CiBOの日。出雲は快晴で最高気温24℃となり、晩秋にして汗ばむ陽気でした。effe-co.&café A.oryzaeでの出店は、コロッケ2種とカーボロネロのミネストローネ、どれも好評でした。おからコロッケには豆腐工房しろうさぎさんのおからとGLFさんのイタリアンパセリ。さつまいもとりんごのコロッケにはまにわ農園さんのさつまいも。ミネストローネにはGLFさんのカーボロネロをふんだん使わせていただきました。
どの食材もほんとうにきれいで力強さがありました。
食べてくださったみなさまの明日への活力にきっとなると思います!!

オリゼの濃い夏が終わりました

強すぎる陽射しをさけるように、陰を探しながら、そそくさと歩いていた夏。強すぎて見上げることなんて思いもよらなかった警報級猛暑の日々。夏らしいセミの鳴き声と長居はできない外の暑さは、いまだ夏ではありますが、毎日、空を見上げられるほどに、風は涼しく、陽射しはおだやかです。本当にほうきでかいたような軽く細い筋雲が、雲が透き通った青い空にひろがっています。夏の濃くて強い青とはちがって、なんともやさしげです。

そんなわけで、8/19〜21の石見銀山HIDAKAキッチンでのPOPUPから、昨日のSaturday Night CiBO。今年もオリゼの(わたし)の濃い夏が終わりました。
出店に際し、ご来店くださいました、たくさんのお客様。強力な助っ人としてお手伝いいただいた友人。キッチンを去年より何倍も使いやすく整えてくださった日高さん。『食』を生活の中心に!といつ訪れても楽しい場を提供されるCiBOスタッフの皆さん。そして常にまだまだ!と引っ張り続けてくれる板倉布左子さんに感謝ばかりです。
気持ちばかりいっぱいで言葉になりませんが、秋からもまた頑張っていこうと思います。

来週はオリゼの名前のもとになった柴田昌平監督の『千年の一滴  だし しょうゆ』をカフェにて上映します。いつか島根で!と思ってましたが、まさかオリゼで上映出来るとは!
この映画がなければオリゼという店もなかったし、いろんな出会いもなかったのかも?
わたしにとって特別な映画です。
ぜひこの機会ご一緒できればと願います。

 

懐かしい漬け方ね

2年ぶりに梅を漬けたと書いたのが6月28日。それから1ヶ月もたとうかという7月の終わりのこと。ようやく裏の畑の紫蘇の葉をとって揉んで梅酢に漬けることが出来ました。こうなると、いつ干す?というのが次の課題になります。もし、色の付きが薄ければ干してもう一度紫蘇ごと梅酢に戻すかな、などとも思いつつ。

そんな頃のこと、一昨年の梅酢に浸かったままカウンターに置いてある瓶づめの梅に、チラチラと気になる視線を送る年配のお客さまがいらっしゃいました。声をおかけし、紫蘇づけであることをお伝えすると、
「わ〜!とても懐かしい漬け方ね」とおっしゃいました。それから少しばかりの梅干し談義。楽しいときでした。
わたしの実家の母も同じ漬け方をするのだけど、梅干し、梅漬けの保存ってもしかして地域ごとに違うのかも?

毎年のことながら、梅を漬けて梅酢があがる頃に、わが家の畑の紫蘇は大きくなってないんだものー。ちょっと調べてみるとおもしろいかな。

……と、そうこうしているうちに、8月7日の立秋。
ようやく干せました1日目。3時頃ミストのような雨が降り始めたので今日は再び梅酢にー。
明日も35℃晴れ予報なので順調に干せるといいな。
つづく。

9年目の夏

いつもありがとうございます。
7月20日、西暦2022年の夏。恵比寿まつりの日。
9年目もよろしくお願いいたします。
今夜は3年ぶりに木次の空に花火が上がりました。
来年はもっともっと賑やかにおまつりできますように〜♡

延期のお知らせ

延期します!
7月18日、海の日、開催を予定していました『オリゼの小さな夏まつり』は延期することにしました。
楽しみに予定していてくださったみなさま、また、改めてご案内したいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。